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チィの魂は…この世を去った 誰もが沈黙に陥った あの白雷が人を殺したからだ 白雷は銃口から立ち上がる煙を無表情な目で見ている (……今だ…) いきなりランドルが沈黙を破って、ミョーに襲いかかる 「ミョー兄危ない!!」 レイジが気づき、ミョーをかばうようにランドルと斬り合う 「!!貴様、その竹刀は!!」 「剣道部の竹刀だ!!」 ランドルを切り払う それと同時にゴーズが立ち上がり、視聴覚室から走って逃げた それにより白雷も我に返る 「ミョー、雛日、サファイア、ゴーズを追え!!俺はレイジと一緒にランドルを止める!!」 「了解だ!!雛日、サファイア!!行くぞ!!」 三人もゴーズを追いに行った 「2対1だな、ランドル」 「……」 「準備はいいかい?白兄って言いたいけど……ここは僕に任せてくれないかなぁ?」 「なっ…どういうことだ!?レイジ。いくらお前が剣道部だからって危険すぎ…」 「剣道部じゃない白兄が一番危ないだろ?白兄が剣道部だったら一緒に戦えたけど、剣道部じゃないなら危ないんだ。相手はかなりの使い手だから、経験無い人と戦うと本気が出せないさ」 「要するに…足手まといになる可能性が高いんだな?」 「うん。白兄を危険な目に合わせたくないんだ……お願い…僕を信じて…」 レイジは訴える 「……レイジ、後で落ち合おう。俺はミョー達とゴーズを追う」 「白兄…」 「待ってるからな。信じてる、必ず勝ってまた会うことをな」 白雷はミョー達を追うように、教室から出た ―――誰もが美しいという桜 しかし男は黒い桜を美しいと思っていた 「…真実は言わないようだな…『舞陣槍技』を継いだ者よ」 「…真実を告げても何も変わらない。僕は言いたくなかった…人を『真剣』で斬っていることを」 「貴様の竹刀でわかった。その中にあるのだろう?名槍『舞散桜』が」 「うん…」 「……貴様の一族では有名なる名槍。まさか竹刀の中にあるとは思わないだろうな」 「仕方ないよ。こうするしかなかったんだ…」 「貴様は何人斬った?舞散桜で」 「軽く3ケタはいってるかな…凄く嫌だったよ、斬るのは」 「日野院家に生まれた運命を呪うんだな」 「僕は日野院って名字は大好きだよ。けど…こんな運命は信じたくない…」 「人を斬った時点ですでに運命は決まっている。貴様はもう『人』ではないのだ」 「!!」 「貴様は鬼人として生きせざるを得ない。人の普通の生活は永久にはできない。貴様は槍で生き、槍で死ぬ」 「それは……ちが…」 「否定はできないはずだぞ?レイジ。貴様は人の生きる刻を干渉している。その時点で鬼人なのだ」 「でもっ……でも僕は…僕は人を…」 「人を守ると?人の刻を止めようとした人間に守る権利はない」 「もちろん……『愛』もな」 「!!」 「話しはこれまでだ……」 「去ね」 ランドルは襲いかかった… とっさの出来事だったが、レイジは舞散桜を引き抜き、ランドルに向かい合った キィン 剣と槍がぶつかり合う音が響く 軌殺「くくく……お目にかかれて嬉しいぞ、名槍『舞散桜』よ…」 そう告げると突然ランドルは後ろに下がってブツブツ呟く レイジは危険を察知し、ランドルに近付いた 「全ては桜のように……そうだよなぁ?『黒桜』」 (黒桜!?まさか…嘘だろ!?) すぐに後ろに戻る 「もう遅い……」 黒く笑って、こう告げた 「黒桜真剣…」 『桜歌死歌』 巨大な剣戟がレイジを襲った ガガガガガガガッ 「てぇっ!!」 巨大な剣戟に耐えるレイジ 「うっ…だぁぁぁぁ!!」 剣戟を跳ね返し、消した 「くくくっ…流石は『桜花槍技』を継いだ者だな」 乾いた笑いをしている 「お前が……あなたが何故『黒桜』を…?」 「そういえばまだ名字を言ってなかったな」 「俺の名前は黒桜ランドル。貴様と同じ世界に住んでいる人間だ」 ガキンッ いきなりレイジが襲いかかった 凄まじい目つきをしている 「お前が…僕の父さんと母さんをぉぉぉ!!」 叫ぶレイジ 「はっ、やっと見せたなその瞳を!!前々からお前と戦ってみたかったんだ」 ランドルは切り返して構えた 「黒桜真剣…『黒花』」 無数の突きを繰り出す それをレイジはなぎはらったが、2、3回体をかすった」 「ぐっ…」 「習わなかったか?怒りは死を導くと…」 ランドルは見下すかのように笑った、 「黒桜真剣……神昇華」 剣先を前に向け、凄まじいスピードでレイジに向かっていく 凄まじいスピードで突っ込んでくるランドル レイジは構えた キンッ 軌殺の剣は大きく軌道をはずれた 軌殺は壁に激突し、大きな穴をあけた 軌殺「…その技は…」 那托「舞陣流一閃払い…『守槍系』の技だよ」 「…普通は流せんのだがなぁ…守槍じゃ」 「……僕は防御しか出来ないから・・・」 「そうか……ならこれは避けられるか?」 突然部屋に黒い小さいものがたくさん散らばり始めた いや、舞い散っている (これは確か…) 「『黒舞』」 そう告げた瞬間黒い小さなもの……いや、黒い桜がレイジに襲いかかってきた するとレイジは目を閉じて意識を集中し始めた (これは確か『幻術』の一種。だったら…) その間にも黒い桜はレイジの体にくっついている 「……舞陣流 守槍 神風!」 (神風だと!?) いきなりレイジの近くに突風が発生し、その中から凄まじい勢いでレイジがランドルに襲いかかった 「くっ……目障りだ!!」 剣を振り回すランドル しかしレイジは背後に回った 「!!しまっ…… 「……龍閃……」 レイジはランドルに槍を振り降ろした 凄まじい大爆発が起き、学校が揺れる 「……あれ?僕は今何を…?」 軌殺「貴様…何故撃槍を使える!?」 左腕に傷を負ったランドルが叫んだ 「え!?じゃあまた僕暴走を…」 (意識無しで神風と龍閃か……危険だな) 「黒桜真剣…放閃華」 ランドルが突きを解き放った ボコッ!! 何か鋭いものがレイジの頬をかすり、その場所に穴が開いた 「…っ!!」 「次は外さん……黒桜真剣……黒花」 ランドルはまた無数の突きを繰り出した レイジは後ろに下がった だが…… 「…放閃華」 無数の突きから一発剣戟が飛んでくる レイジはそれを避けたが、バランスを崩し足がもつれてしまった 「これで終わりだ……」 構えた 「黒桜真剣究極奥義……『黒蓮華』」 いきなりまた無数の突きを繰り出してきたが、今回は一回一回突きの剣戟が飛んできている そう、黒蓮華とは、黒花と放閃華の合わせ技 無数の突きがレイジを貫いた 「これで終わりだ。受けろ、神昇華!!」 突きをやめ、先ほどの神速でレイジに突っ込んだ レイジの体を貫いた 「……手応え…
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品番 タイトル 売り名称 女優名 備考 VRD-001 婚前性交渉 1 るな VRD-002 婚前性交渉 2 はる
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詩 blood_orange_juice(ver.Nagel) blood_orange_juice(Ver.Nagel) むかし むかし あ あるところに http //www.bloodorangejuice.com/index そ それ れあに 其 そこにある、あった、(( のにそ 蛇 (打鍵する ひとたび) ((アルジェの岬に時計草が咲く 第九にも似た雷雨) 決定的重さ 生がくたびれる ニジンスキーは失語症を患っていた Muzica.蛇がみる み 赤い 白い サンタモニカ 擦り合わせたら恥にか にむ それだね スツーカ 蛇がざんぶとふりこめるよ 晴れときどき オレンジジュース どきどき果汁 (dots) そ 百㌫だろなだれもひたびかりに心の前頭葉が割腹 鬱屈晒し体操 注射針であけわたす われわれはどれい [我]【wɔ 】と刻印の刻まれた奴隷 赤[k] ろろろろろろろろろろろ オレンジ ろろろろろろろろろろろ オレン ろろろろろろろろろろろ オ (ュー) サヴォアに夕暮れ時シーツ そこにある wenn Bin Laden vor mire(寝台を蝕む赤と白は擦れた恋の夢。) 「狐ってmandarinでなんて言うのだったっけ。」 ネ 赤く染まったの らぶりーちゅー シーツを絞るのさ 乱れたのが好きなんだろ 「愛しああああああああってるううううう!」 つって土人が特急列車に群がっるるるるる! (仮にtangerineのゆめをみることにしようか って 笑いあったね ineの脚韻だって踏めるから Oh) そ そんなこと脱皮しな しゃどうにいちじくさきみだれて 其 にそ ちぎってはなげ ちぎっては むかし むかし めでたしなしそ 愛しき に [ka] ((いや [ine] それそ スケルツォ その そ そこにあるのにか にーか そっ
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SS Title Bloodlust Type Ability Faction - Attribute - Archetype Fighter Cost 2 Level 2 Attack - Defense 0 Bonus - Health - Game Text Hidden When you play this ability, ready one of your items. このAbilityをPlayすると、Exertされていた自分のItem1つをReady状態に戻す。 Card Number 1C12(Common,Oathbound) Lore It is not the weapon that makes the fighter the fiercest, it is his unwavering will. The will to shed blood. ==Dalvarian Truekind, Guardian of Felwithe
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k
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――――全ての出来事には何事にも「理由」がある それは人それぞれであると同時に、敵か味方か、善か悪か別れてくる 「やっと放課後か。あ~かったるいったらありゃしねぇよ」 少年は嘆くように叫ぶ ここは県立舞陣高等学校2-A組 かなり偏差値が高い高校でもある県代表の学校 県外からの生徒もいる程有名なのだ そして今叫んだ少年の名は島津 妙(以後ミョー) このクラスのムードメイカーかつスポーツ万能な帰宅部(笑 かなりの切れ者という噂だが、実際はわからない 「仕方ないよ……でも何で私達のクラスだけ放課後残るんだろう…?」 「また性行為じゃね?最近の若者は生でやりすぎとか言ってたじゃん?だから妊娠!?みたいになるんだよってさ」 「…それは違うような・・・」 ちなみにこの女の子は吉田 雛日(以後雛日) 身長低めな明るい女の子 天才と言われ学校中で大人気なミョーの幼なじみ いつもミョーの暴走に振り回されている 約二時間後 PM6 30 「……いつまで待たせる気なんだろうな」 半分キレてるミョー 「そうだね……外真っ暗だよ……」 不安な声を上げる雛日 クラスの面々もかなり不安になっていて、イライラしてたりおどおどしている ガラッ 教室のドアが開き、校長が入って来た 誰もが校長に注目する 校長はやけにおどおどしている 「実は皆さんにやってもらわなければならないことがありまして…」 「それは何ですか?」 「それは……」 そのとき パァンッ!! いきなり銃声が鳴り響いた ミョー達は怪我をしなかった しかし 校長は頭から血を噴き出しながら倒れて死んだ 校長が倒れると同時に男が入ってきた 銃を持っていた 「きゃぁぁ!!」 「こ、殺される!!」 教室はパニックになっている 「静かにしろてめぇら!!」 一発天井にぶちかます男 途端に教室は沈黙に陥る 「まずてめぇらに転校生を紹介する。以後仲良くしてやれよ」 三人少年女子が入って来た 「てめぇらに今からあることをしてもらう」 「それは何です……か…?」 男はゾッとするような笑みを浮かべ、こう告げた 「てめぇらに殺し合いをしてもらう」 全員頭を殴られたような衝撃を受けた それもそうだろう 楽しく過ごして来た仲間と殺し合うなんて 普通なら避けたい 「簡単にルールを説明する。先ほど言ったように、三日間お前らで殺し合いをやってもらう。食い物や武器は所々落ちてあるから拾え。範囲はこの学校全部だ。校門から出るやつは射殺されるからな。三日間生き残れば家に帰してやる」 全員が不安と絶望に包まれる 希望の希などどこにもない不安と絶望 仲間同士殺しあわなければならない悲しみ これらが全て襲ってくる 「何で俺等が殺し合わなきゃならねぇんだよ!!ふざけんな!!」 ミョーが沈黙を破り怒鳴った その瞬間男がミョーを殴り倒し、銃を頭に突き付けた 「いいか?次生意気な口たたいたら撃つからな」 ミョーは息を呑んだ 男はミョーから離れ話し始めた 「この殺し合いは世界政府が決めた。何故ならば今の餓鬼は腐っているからだ。窃盗、恐喝、援交、殺人……など数え切れないくらいの問題を起こしているからだ。発覚しても謝罪もしない。てめぇら世の中なめてんのか!?親のスネかじって生きてるくせにでしゃばってんじゃねぇよ!!」 声を荒げた その威圧誰も何も言えない 男は続ける 「餓鬼は増える一方だ。だから世界政府は決めた。殺し合いをさせ減らせば平和になる、とな。そしてできた計画が『子供抹殺計画』 そして一番最初にてめぇらが選ばれたんだよ」 「世界政府」 それは腐った決まりごとだった 人間が人間の生きる刻を侵害す決まりがとうとう決まってしまったのだ 大人の勝手な都合他ならぬ子供同士の「殺し合い」で 「名前を呼ばれた順に教室から出ろ。全員出たら開始だ」 男は次々と名前を呼び上げる 生徒達は戸惑いながらもお互い泣き合ったり、お互い生きようなと誓い合ったりして、一人…また一人と教室から出て行った 全員が教室を出た瞬間チャイムが鳴り響いた PM7 00 バトルスタート 残り43人 ―――人は些細なことでも憎しみを持つものであり、殺意を抱く このゲームに……情けは「死」を導く 雛日とミョーは隣の教室で待ち合わせをしていた 「何でこんなことになっちゃったんだろ…」 今すぐに泣きそうな声を出す 「ああ…だがあいつが言うことはわからないわけじゃない」 「どういうこと…?」 「確かに俺等は親や大人、世間をなめているかもしれない。最近ニュースで見るのは未成年犯罪ばっかりだ。人間は単純なことで憎しみや殺意を抱く。それは子供や大人関係ない。子供は大人がいるから生きている。親や大人は子供の行動を規制するからな。それからも憎しみや殺意は生まれると思う そしたらは世の中や大人に負けたくないという子供の心の抵抗をする。だからヤンキーや族になったりしてその黒い心を消す。小さな抵抗さ。その抵抗をわかってもらえないのも事実。ただ俺等子供は、一生懸命生きてるだけなのにな……」 「うん、そうだね……」 「子供同士で殺し合いだなんて間違えてる。子供の勝手な都合でこうなるなら、大人だって同じなは……」 ドゴォォォン いきなり爆音がなり、学校が揺れた 「何だ!?どこで爆発が!?」 「!!見てミョー!!理科室から煙が」 窓を見て叫ぶ 雛日の言うとおり窓から見てみると理科室から黒い煙が上がっていた 窓には血がたっぷりついていた 「だ…誰かが死んじゃった……嫌だよ……」 「くそっ!!いったいどこのバカがこんなこと……」 カツン・・・カツン・・・ 「!!」 ミョーは耳を済まして再確認し、雛日に小声で言った ミョー「誰かがこっちにくる。教室に隠れるぞ」 二人は教室に隠れた 二人は教室の隅の机に隠れた 数分後、一つの影が教室に入ってきた 「おかしいな…確かに声が聞こえたんだがな。遠くににげたか?」 教室を歩き回る影 (あいつは転校生の一人……確かゴーズとか言ってたな) 「……呼吸も聞こえてこないから気のせいみたいだな。仕方ねぇ、武器だけ補充するか」 はマシンガンを持っていて弾を持って出て行った 「……心臓が止まる寸前だったよ」 「私も…何か凄い殺意を感じた」 雛日はおびえている 「あの転校生は危ないな。注意しなければ……よし、教室から出よう雛日」 二人は教室を出た ゴーズがにやけながらマシンガンを構えていた 「雛、すまん!!」 ミョーは雛日の頭を掴み、床に伏せた 案の定、弾はミョー達の上を通過していく 「くっ……このっ!!」 ミョーはポケットからナイフを取り出し、ゴーズに向かって投げた ナイフはゴーズの腕に刺さり、マシンガンを落とした 「ぐっ……てめぇ…」 ゴーズがマシンガンを拾うとするが、ミョーが突進しゴーズを転ばす 同時にマシンガンを蹴り壊した ゴーズはまた毒づき、立ち上がろうとする だが、ミョーにこめかみを蹴り飛ばされ、意識がもうろうとする 「雛!!ここは逃げるぞ!!」 雛日も我に返りミョーと共に廊下を走って逃げた 「痛てて……あのくそが……」 やっと意識がはっきりしたゴーズは頭をさすっていた 「クスクス……無様ね、ゴーズ」 「……チィか。何でここにいる?」 「見てたのよ、貴方の戦いを」 「………何で加勢しなかった」 「あたし今金属バットしかないのよ。遠くから金属バットでどうしろと?」 バットを出す 「投げれば良いじゃん」 「・・・殴り殺すわよ」 「……ちっ、マシンガンがぶっ壊れたか。また見つけねぇとな」 「確かあの人……ミョーだっけ?凄い人ね、貴方に立ち向かう人初めて見たわ。判断力と運動神経がいいわね」 ゴーズ「あいつだけは生かしちゃおけねぇ。おい、そういえばランドルはどうしたよ?」 「もう5人近くは殺したそうよ」 「さすがだな。じゃあ最初の爆発はランドルとみて間違えないな」 「クスクス……ランドル以外考えられる?」 「られんな。この廊下の先には何がある?」 「運悪く別れ道が続くのよ。家庭家室か職員室ね」 「俺の予測では家庭家室に奴らはいるが……まずはランドルと合流するぞ」 「クスクス……わかったわ」 二人は闇に消えた ー家庭家室前ー 「ハァ…ハァ…なんとか逃げ切れたみたいだな」 「う、うん…疲れたよ……」 「一応こめかみ蹴っといたからしばらくは時間稼げるはずだ」 「うん…あ、さっきはありがとう」 「当たり前のことをしたまでだ。ここにいると無防備だから入ろう」 二人は家庭家室に入った 部屋はかなり綺麗に片付いていて、まだ誰も争ってはいないらしい 「…誰かいるか?」 ミョーは構えながら部屋に問い掛けた 「あ…ミョー?」 「その声は……マグナムだな?」 「やっぱりミョーか!!安心したよ」 教卓の裏からマグナムが出てきた 「無事だったんだな、マグナム。他には?」 「いや、他にはいない。ミョーは雛日と行動してるのか」 「ああ、一応な。理科室のことで何かわかるか?」 「えっと…レイドッグ、アルが爆発に巻き込まれて死んだ。そして、レイムが転校生に殺されたらしい」 「嘘………」 雛日は崩れ落ちた 「くっ、レイドッグも……転校生はゴーズか?」 「いや、ランドルとチィというやつだ。特にランドルは危ない。人間をゴミのように殺すからな」 「見たのか?」 「加勢しようと思ったんだが遅かった…だから必死にここに逃げてきたんだ」 「なるほどな……俺等はゴーズに会ったんだ。一応逃げ切れたがな」 「お互い運が良かったらしいな。このままここに居た方がいいか……!!」 いきなりマグナムがミョーと雛日を引っ張って机の裏に逃げ込んだ 「どうした!?」 「足音が聞こえた。一応隠れた方がいい」 「誰かいるんだろう?出てこないと殺しちゃうよん」 人影が一つ入ってきた 「……ブーンだ。どうする?」 「武装してる時点で殺す気だ。ミョー、挟み撃ちで止めよう」 「ああ」 ミョーは判断側の机に隠れ、時間を距離を計った ブーン「いるのはわかってる。さっさと俺に殺されちゃえよ♪」 どんどん入ってくるブーン 「………今だ!!」 ミョーが声を上げ、マグナムと同時に飛びかかった ミョーの思惑通りブーンは突然の大声で腰を抜かし、二人が挟みうちで襲ってくる状況を理解できなかった ミョーはブーンのナイフを取り上げ、思いっきり殴った それと同時にマグナムがみぞおちに一撃を入れ急所を蹴り上げる このバトルは数秒で終わった 念のためミョーがブーンの後頭部を殴り気絶させた 「こいつどうする?」 「殺しちゃ駄目。だから……掃除道具入れに投げ入れておけば大丈夫じゃないかなぁ?」 「了解。マグナム、もう一度急所蹴り上げといて」 ドスッと痛々しい音が響く ちなみにマグナムはサッカー部のエース FWのため蹴る威力は尋常ではない 「多分もうお婿に行けないな、ご臨終」 と掃除道具の中に逆さまに入れ、口にはモップを詰め込み、パンツ一枚にしてドアを閉めた 「これでよしと」 「やりすぎじゃあ……」 「殺人未遂だからこれくらい当然だ、ちょっと様子見してみるよ」 と教室から出た パァンッ!! いきなり銃声が聞こえた マグナムが倒れた 頭から血が流れる 「い……いや……いやぁぁぁぁ!!」 ミョーは慌てて雛日の口を塞いだ だが遅かった ゴーズ「誰かいるのか?」 ゴーズがにやけながら入ってきた 銃を持っている時点でゴーズがマグナムを殺したのは間違いない ミョーの顔に冷や汗が流れる 「ゴーズ、より道は駄目よ」 「叫び声が聞こえたから誰かいる」 「今はランドルと合流するのが先よ。後でいくらでも殺せるんだからいいでしょ?」 「……それもそうだな」 「妙な情報が流れてきたの知ってる?」 ゴーズ「妙?」 「ええ、サファイアって子がとんでもない武器を持ってるみたいなのよ」 「とんでもない武器?」 「私にもわからないわ。とにかくランドルに合流して、サファイアって子を探すわよ」 「了解だ」 ゴーズは出て行った 「……行ったみたいだな」 と雛日の口から手を離す 「……ごめん…」 よほど怖かったのだろう 雛日は泣いていた 「いや、あの状況なら叫ぶのも無理ないよ」 とミョーはなだめた 「うん……でも、サファイアが危ない…」 「ああ、まずはサファイアと合流しなきゃならないな。まずどこに行く?」 「図書室…かな?逃げ場がないから多分あそこにはいないと思う」 「同意見だ。よし、図書室に行こう」 二人は周りに気を使いながら図書室に向かった ー図書室前ー 「無事についたな。雛日の狙い通りだ」 「いなくて良かったね。入ろうか」 二人は中に入った 部屋の中にはたくさん本が散らばっていた 争ったらしい 「争った後みたいだな。ここに居るわけないな」 何故なら、サファイアは争いなどを嫌う落ち着いた図書委員長だからだ 「そうだね…どうする?」 「しばらくここに居よう。そしたら注意してここから……」 「ひ……雛日さん…?ミョー君………?」 奥の本棚から一人の女の子が姿を現した 「サ……サファイアか?」 「やっぱり…雛日さんとミョー君・・・」 サファイアが安心した顔で近づいてきた 「サファイア!!無事だったんだね♪」 「はい。一度転校生の方に見つかったのですが、ここまで逃げてきました」 「無事で何よりだ。……!!誰か来る!!隠れよう」 三人は奥の本棚に隠れた 「……ここにもいねぇな。無駄足だったようだ」 「そうね。また荒らしとく?何か居そうな気配がするわ」 「言われなくても荒らすつもりだ」 二人はどんどん本棚に近づいてくる (まずい……このままでは……) ガラガラッ いきなり図書室のドアが開いた 「誰だ!?」 構えながらドアに近づくゴーズとチィ 「俺だ」 「なんだ、ランドルか。探してたぞ」 「俺もだ。ちなみに図書室は先ほど調べたが、誰もいなかったぞ」 「サファイアは見つかった?」 「いや、全くだ。手がかりも何もない」 「かなり相手も頑張ってるみたいだな」 「迂闊にも逃してしまったからな。一刻も早く探さなければ」 「了解だ。今度は職員室か?」 「ここら一帯の部屋は全て調べたが、職員室はまだだ」 「じゃあ職員室に行きましょうか」 三人は部屋から出ていった 「よく隠れられたな、サファイア」 「本と本の間に隠れてたんです。分が悪い賭でしたが、切り抜けられました」 「凄いなぁ。ねぇミョー、これからどうする?」 「職員室方面に向かったのは間違いないな。俺らは放送室に向かおう」 「放送室には隠し部屋があるとレイジさんから聞いたことがあります。もしかしたらいるかもしれませんね」 「よし、じゃあ放送室に行くぞ」 ミョー達は周りを警戒しながら進んだ 廊下は地獄の光景だった 血や肉片が飛び散っていて、壁が殆ど血に染まっていた 「どうして……」 「皆さん……」 「……前を見よう、二人とも。死んでしまったみんなの分まで生きなきゃいけない」 「うん……」 三人は生きる希望を持ち、放送室に向かった PM12 00 ー放送室ー 「誰かいるか?」 「レイジさん、居ますでしょうか?」 「誰か居る?いたら返事して!!」 三人は放送室内で呼びかけていた ?「ミョー…雛日とサファイアか」 いきなり声が聞こえ、突然壁が回転し、回った壁から三人の男女が現れた 「無事だったようだな、三人とも」 「無事で良かったよ♪」 「一応早く扉の奥まで来てくれ」 三人は回転扉の奥の部屋に入った 「ここが隠し部屋だったんですね?」 「うん♪先生も知らないんだよ、この部屋」 「防音設備も施してあるから完璧だ。それとサファイア、狙われてるみたいだな」 「はい…」 「そうだサファイア、あの転校生達から聞いたんだが、武器ってなんだ?」 「これです。私は何だかわからないのですが……」 と小型で厚さ約3センチの半円の形をしたものと、ボタンみたいなものをポケットから出した 「不思議な形してるね。何でこんなの狙ってるんだ?」 まじまじ見ながら呟くミョー 「……これなら狙われて当たり前だな」 「どういうことだい?」 「…リモコン爆弾だからな」 「爆弾!?」 白雷の発言に一同は驚きを隠せないでいた 「ああ。この断面部分を壁や床につけて、スイッチ押せば爆発する。そしてその爆発本体から出てる緑のスイッチがあるだろう?それを押せばセンサー爆弾になる代物だ」 「詳しいな……何で知ってるの?」 「親父がこういうのに関わってる仕事でね。もともとこれは地雷撤去訓練に使われているものだ。地雷は時々勝手に爆発して危険だからこれが使われてるんだ。リモコンや強い衝撃を与えない限りは爆発はしない」 「なるほど…それなら納得がゆく。ここにあるだけなのかな?」 「多分これだけだと思うな。かなりの費用がかかりそうだしな、これ」 「私も…これだけの気がします」 「これだけと見て間違いはなさそうだな。だが……これからどうする?レイジ」 「そうだね……もうそろそろバレるんじゃないかな?そこまで相手もバカじゃないと私は思ってる」 「そしたらなるべく早く行動するべきだな。善は急げって言うでしょ」 「そうだな……ミョー、お前はどうだ?」 「俺の推測だと……もうすぐ近くにいるんじゃないかな?」 「俺もそう考えている。逃げ場はもうないだ……」 ドンドン 壁を叩く音が聞こえた すかさず覗き穴から白雷が相手を確認する 「転校生の女だ」 「チィだ。もう逃げ場はないな」 「……レイジ、武器はどれくらいある?」 「えっと…ナイフ2本と短剣が1本かなぁ」 「ミョーは?」 「ナイフ2本のみだね。この場合は…俺と白雷がナイフを2本ずつ持って、短剣がレイジって感じかな」 「そうだね。僕は投げるものがあればいいし」 「戦い方は…俺と白雷が切り込んで、レイムが援護しレイジは雛日とサファイアを守る。そして隙ができたら逃げる!!こんな感じでいいかな?」 「OK」 「僕もそれでいいよ」 「皆さん、無理しないで下さいね……」 「わかってるよ。白雷、この壁は蹴り破れるのか?」 「薄いベニヤ板だから楽勝だぞ」 笑いながら答える 「わかった。行くぞ、白雷」 「……ああ」 白雷は何か考えていたが、ミョーは深々と考えなかった そして二人は壁を蹴り破って奇襲をかけた 蹴り破って部屋に出たら、チィが顔をおさえていた どうやらミョーが蹴り破った場所にいたらしい ダイレクトに顔面キックを受けたのだ しかしそれを笑うことなく二人はナイフを構えチィに襲いかかる チィもバカじゃない 短剣を持ち剣を円上に振り回し、距離をとらせる 二人は前進をやめ、バックステップで間合いをとり次の一手を待つ 間合いをとった瞬間レイムがチョークを数本投げる チィの顔に当たり少しひるんだのを白雷は見逃さなかった 白雷は強靭な足腰を利用し前に踏み出す チィを切る前に二人程人物が目の前に現れ、白雷は突っ込むのをやめる 現れたのはランドルとゴーズだった 二人とも短剣を持っている (厄介だな……それにここが放送室っていうのも) それもそうだろう 普通の放送室なので、とても戦えるスペースではない ミョーは白雷に小声で話しかけた 「ここは狭いから隣の視聴覚室に移ろう。このままじゃまともに戦えない」 白雷は頷き、レイジの近くによる 「いいか?俺達が奴らを止めるから、隣の視聴覚室に移ってくれ」 レイジは頷き、二人に話しかける 両方納得した ゴーズとランドルが襲いかかってきた ギリギリで避け、相手をナイフで抑えつける 「今だ!!」 言葉と同時に三人は出口に向かって走る チィがいたが、レイムが黒板消しを顔に投げひるませた隙に三人は放送室から視聴覚室へと移った それを確認し、ミョーと白雷もナイフを力一杯前に押し付けてよろめかせ、レイジと一緒に視聴覚室へと移った 「逃げられたか!?」 「いや、それはないだろう。隣の視聴覚室に移ったみたいだ」 「私たちも行かなきゃならないわ。奴ら普通に強い」 「………皆殺しにする」 三人も視聴覚室に向かった ー視聴覚室ー 「…何とか逃げられたな。さて、次はどんな奇襲が来ることやら…」 「ここなら広いから不利なことはないだろう。レイジ、お前は戦うか?」 「うん、僕も戦う。一人でも多い方が良いはずだよ」 「……無理はすんなよ」 白雷は微笑み、すぐ構えた 視聴覚室はかなり静かだった 聞こえるのは自分達の呼吸と心音だけ 自分の心音がこんなにうるさいのかと考えてしまうくらいであった 突然窓ガラスが割れ、ゴーズが突っ込んで来た 「……いねぇなぁ…出てこないなら……出してやるよ!!」 ゴーズが何かを投げた それは雛日のそばに落ちた 羽更「雛日!!全力でそれを外に向かって投げろ!!」 雛日は慌ててそれを持ち、窓ガラスを無視して全力で投げた 突然空が大爆発した そう、それとは手榴弾だったのだ 「そこにいるのか!?」 ゴーズは白雷のいる方向に向かってマシンガンを発砲する しかし机が邪魔してるので当たらない 弾丸の嵐は止むことなく続く 「はっはっはっはっ!!みんな死んじまいな!!」 ゴーズは撃っているのに夢中で、次から次へと視聴覚室に穴を開ける だがそれが不幸をもたらした 這い蹲りながら近づいているレイムに気づかなかったのだ レイムはマシンガンに向かって野球ボールを投げた マシンガンに当たり見事に壊れ、弾が出なくなる ゴーズは毒づき、またマシンガンを用意しようとするが、レイムに殴り倒され床に押さえつけられた ゴーズが悲鳴をあげると、ランドルとチィがドアと窓から奇襲し、レイムに斬りつける しかしミョー、白雷、レイジはその行動を読んでいて、二人をレイムを斬りつける前に止めた 「…邪魔をするな」 低い声で凄みながら剣を押し付ける 「君達こそ……邪魔すんな!!」 レイジは剣をはじき、鉄パイプで対応する しかしレイジは非力な為 鉄パイプをはじかれ、武器がなくなった レイジの顔が絶望に染まる 「去ね」 レイジの顔に向かって剣を振り下ろしたーー 「危ねぇレイジ!!」 すんでのところで白雷がレイジを押しとばし、回避させる 「ちぃ……」 ランドルが白雷を払いのけ、また剣をレイジに振り下ろす 白雷「させるかぁ!!」 ランドルに思いっきり脳髄蹴りをかます ランドルはレイジと逆方向に飛んでった 「大丈夫か!?レイジ」 「うん、大丈夫……ありがとな」 「ランドルを止めるぞ」 レイジ「了解!!」 二人はランドルに向かった 「はぁっ!!」 チィは短剣を振り回している それに近づけず、ミョーは苦戦していた (くっ……リーチの差が苦しいな…様子を見るとするか) とバックステップをする だがそれは間違いだった チィは待ってましたと言わんばかりの顔をし、ポケットから拳銃を取り出した (!!……まずい!!) 「逃げろ!!レイム!!」 「ゲームオーバー♪」 バァンッ チィはレイムの頭を撃ち抜いた 誰もが銃声に反応する 「兄貴!!」 「あっはっは!!やっぱり人を殺すのは楽しいわ!!」 高らかに笑うチィ それを見てランドルとゴーズがにやける 「よくも…よくもレイムを!!」 ミョーはナイフを構え突っ込んだ しかしチィは銃をミョーに向け発砲 撃たれる寸前にミョーは床に転がってよけた チィはまた高々に笑う しかし周りに気配を配るのを忘れていて、凄まじい勢いで机の上を走ってくる白雷に気付かなかった 気付いたころにはすでに遅かった 白雷は思いっきりチィを廊下殴り飛ばした 窓ガラスを割りながら飛んで行く すかさず白雷が後を追い、立ち上がろうとしたチィの腹に蹴りを入れる ゴスッ チィ「かはっ…」 地面に無情にも倒れる しかし片手にはまだ拳銃を持っていた 「あ…あんたなんかに…あたしが…まけるわけ無いわ!!」 地面に伏せたまま拳銃を構えた 「……」 白雷は何かを投げて後ろに逃げた 「……あ」 チィは投げたものに気付いたが、遅かった 廊下に大爆発が轟いた ―――人は憎ければ憎いほど殺意がわいてくる その殺意が抑えられない者は……死を導く可能性があるのだ 「白雷!?」 「チィ!!」 二人は同時に叫んだ 凄まじい煙が引いた後、人影が一つ立っていた 白雷だった その目先には倒れているチィがいた チィを感情のこもっていない目で見つめる羽更 チィは苦しそうに話した 「ゲホッゲホッ……あ、あたしが……あたしが……こんな……とこで……」 上半身を起こし、白雷に弱々しく手をのばす 白雷は足下にあるチィの拳銃を持ち、告げた 「お前等の殺人劇はこれで終わりだ」 拳銃を構えた 「あ……ああぁ…」 「消えろ」 バンッ 白雷はチィの頭を撃ち抜いた チィは地面に倒れた
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BLOODY† The outline of a story -B†- The cast introduction -B†- STORY -B†-
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―――勢力は一つではない いくつもあるから勢力と言うのだ 混乱は混沌を導く 「レイジ!?」 ミョー達と一緒に校長室に引きこもっていた白雷が声を上げた 「どうした!?白雷」 「レイジが……レイジが…」 「レイジさんがどうかしたんですか!?」 「わからねぇ……だが、嫌な予感がする……二度と…二度とレイジに会えなくなる気がする……」 白雷はかなり動揺している 「……落ち着け白雷。レイジなら大丈夫さ。それに……今のこの状況をどうするか最優先に考えなきゃならない。レイジが生きてて…お前が死んだら会えないだろ?」 「!!………そうだな。動揺して悪かった」 「あの人の弟だからな、そうなるのは普通さ。さて、本当にどうする?」 ここまでのことを説明しましょう ミョーはゴーズを追っていたが、途中で見失ってしまったため諦め、白雷と合流し、校長室に引きこもった しかし途中でライムにサファイアが見つかり、今校長室の外に待ち伏せしているのだ そして今にあたる 「こればっかりは俺もお手上げだな…ミョー、何か策はあるか?」 「俺も今絞り出してるけど、いまいちいい案が浮かばないんだよね」 「弱ったな……流石に守りながらだと難しい…」 「無傷で逃げるのは難しいな……よし、ここは俺が囮になるからそしたら白雷… 「あの……私に考えがあります…」 サファイアがミョーを遮った 「考え?」 「はい。恐らく彼は私のリモコン爆弾が目的です。だから…… 同時刻 別校舎2階物理室 「…サファイアが見つかったみたいだな」 「ええ、オマケ付きだけど…」 「オマケ?」 「ミョー達と行動してるらしいね。ライムから連絡があった」 「オマケってそのことか……厄介だな」 「いいんじゃねぇの?みんな殺しちまえばよ。ギャハハハハ」 「それは流石にマズいよ…」 消え入りそうな声で言う 「いいんじゃない?どうせ邪魔なんだし。殺しても意味ないっしょ」 「まぁ撃滅の意見も一理ある。相手が協力してくれれば殺す必要ない。それよりルークの動向はどうなってる?」 「違う校舎にいる。このセンサーじゃ詳しくはわからないけど…」 「同行者は?」 「この番号だと……カイデンとゼロね」 「まだほっといて大丈夫だな。転校生は?」 「反応ないから……死んだわね」 「……大方ミョーだろうな。ミョーは誰といるかわかるかい?」 「えーと、サファイア、雛日、白雷かな」 「うん、間違いないね。ゼロス、これからどうしようか?」 「しばらくはライムに頑張ってもらう。念の為アルも行ってくれ」 「了解。じゃあ行ってくるよ」 「気をつけろよ」 「ああ」 教室を出て行った 「……協力しないなら殺してやるよ、ミョー」 ピリリッピリリッ ライムの携帯が鳴り始めた 「はい、もしもし?」 『俺だよ。アル。そちらはどう?』 「校長室に引きこもって動きやしねぇよ」 『了解。今から俺もそっちに行くから、引き続きしっかり見張っててくれ』 「了解。待ってるよ」 電話を切った 「だが……そうだな、それしかないね」 「確率としては危険だな。相手が銃持ちだったらどうする気だ?」 「いや、それはない」 「何故?」 「銃持ちかもしれないが……もし俺らを殺す気だったら見つけた時点で撃ってるはずだ。それに爆弾が誘爆したら大変だしな。だからライムは爆弾が狙いであり、殺人は狙ってない」 雛日も付け加える 「私もそう思う……それに、ライム君の性格からして、殺人はないと思うな」 「……一理あるな。今はサファイアさんの手がベストだな。誘導はどうするよ?」 「俺がやる。足には自信あるからさ。サファイアは……わかってるよね?」 「はいっ!!」 「よし……いくぞみんな!!」 ミョーはドアを蹴り破って、校長室から飛び出した ―――人には考える力がある どんなに頭が悪くても人間には「閃」がある しかし、頭が良ければ、最強の武器となる いきなり校長室のドアが壊れ、ミョーが飛び出してきた それに続きサファイア、白雷、雛日の順で出てくる そしてミョー以外の三人はライムがいない方向に向かって走り出す 「…サファイア発見」 ライムはサファイアを見つけると、ミョーを突き飛ばして突っ込んでいく 「……ミョー君!!」 サファイアは爆弾が入ってる袋を思いっきりミョーに向かって投げた 「ナイスだ!!サファイア!!」 ミョーは受け取ると三人とは逆方向に走り出した 「何!?くっ……」 ライムは進路を切り返して、ミョーを追いに行った (ミョー君……) ー前の校長室での会話ー 『考え?』 『はい。恐らく彼は私のリモコン爆弾が目的です。だから……その爆弾を囮にすれば振り切れるはずです』 『具体的にはどうやるんだ?』 『……一人が犠牲になる可能性がありますが……良いですか?』 『…市の五の言ってる場合じゃない……言ってくれ』 『先ほど言いましたように、目的の爆弾を囮にすれば、逃げられます。具体的にはまず校長室から4人で勢いよく飛び出し、相手の不意をつきます』 『つけない場合は?』 『…多分つけないでしょう……つけたら良いのですが、仕方ないでしょう……ですから、まず私を含めた三人がまずライム君と逆方向に逃げます。そしたら多分追いかけてくるはずです。それを利用します』 『逃げるとき私が立ち止まり、残った一人に向かい爆弾の入った袋を投げます。そのとき爆弾を1つだけ入れて、後7個は三人で分散して持ちます』 『受け取った側の方ですが、爆弾を受け取ったら私たち3人とは逆方向に逃げます。こうして2方向に逃げることにより、相手を撹乱させ、逃げることが可能になります。私以外が持っていると考えている可能性もありますが、私が投げることによってその可能性はかなり薄れますし、深く考える時間などありませんから迷わず袋を受け取った側を追うはずです』 『理想的だね……だが、犠牲とはどういう意味だい?』 『…残った方が逃げる場所によっては敵の待ち伏せや集団がいる可能性がありますし、ライム君も殺しにくるかもしれないですから……』 『本当に危険だね…』 『私は……これが一番最適だと思います』 『もし……既に俺らが挟まれてたらどうする?』 『この作戦は私が全て責任をとります。もし4人の誰かが死んでしまったり、既に挟まれていたら作戦失敗です……そしたら…』 真剣な顔をして告げた 『私の命の灯火を爆弾と共に消しましょう…… 失敗したら私の命の灯火を消しましょう- (サファイアの覚悟に答えなければならない!!) そう思いながら、走っていた 「待ちやがれ!!」 必死に追いかけているが、明らかにミョーの方が速い ミョーも振り切れると思った刹那…… 「い…行き止まり?」 なんと、階段が崩れていて、塞がっていた おそらく最初の爆発は理科室以外でも起きていたのだろう 「……行き止まりだな」 「くっ……」 「さぁ……渡しな。命が欲しければね」 「……」 「さぁ!!」 「……そんなに欲しいならくれてやるよ」 ミョーは袋を投げた わざと高めに 「どうもあり…… 「隙だらけだ」 ライムの目の前既にミョーがいてみぞおちに一発 「ぐはっ…」 「返してもらうよ」 ライムの手から爆弾の袋を取り返し、急所に蹴りを入れた 「うっ…」 「悪いな……ライム」 ミョーは袋を手に走り去った タッタッタッ 「ん?あれはミョー…」 アルは走り去る暁斗を見た そしてミョーが来た道を逆走してみると、ライムが倒れていた 「ライム!!大丈夫か!?しっかりしろ!!」 「うっ……あ、アルか…?」 「何があった!?」 「ミョーに……やられた…」 (くっ……やっぱりか…) アルは携帯を取り出し、電話し始めた 「撃滅。アルだが、作戦失敗だ。ミョー達が動き始めた」 『こちらもセンサーで確認したばかりだ。ライムはどうした?』 「ミョーにやられた。死んではないけど、しばらく休ませなきゃ動けない」 『了解した。注意して戻ってこい』 ピッ 「ライム、立てるか?」 「あ、あぁ…すまないな…」 ライムはアルの肩を借り、立ち上がって物理室に戻っていった ピッ 「ふぅ…」 「どうだったの?」 「ミョーにしてやられた。また作戦立て直しだ」 「やっぱりね…センサーで何となくわかってた」 「今あいつらはどこだ?」 「えーと…印刷室かな」 「あんまり動いてないみたいだな。ルークは?」 「相変わらず」 「何だぁ?ライムの野郎しくじったんか?」 「ああ」 「制裁が必要だね、アハハハハ!!」 「撃滅君、アルは?」 「交戦はしてないから問題ない。時期帰ってくる」 「これからどうするのかしら?」 「……時間は約2日ある。2人が帰ってき次第、ゼロスとルークが行ってこい」 「へーい」 「はいはい」 ガラッ 「遅くなった」 「ご苦労だったな。ライム、説明しろ」 「行き止まりにミョーを追い詰めたんだが……投げてきた爆弾に意識を移してたときに、やられた…」 「一瞬で間合いを詰められたのか…まぁあいつなら可能か」 「…爆弾は?」 「全てまた回収された…」 「……ミョーは『心理』まで利用して戦うみたいだな。奴は戦うことに慣れてるのかは定かではないが、ある意味危険だな」 「かなり危険だね。次はどうする気だい?」 「ルーク、ゼロスだけにしようと思ったが、須賀とアルも一緒に行け。数が同じなら勝算はある」 「了解」 「では行け。決めたときすぐ行うことが吉だからな」 4人は物理室から出た 「本当に良かったの?4人だけで」 「……」 「危ないと思うよ」 「……アルがいるから心配ない。失敗したならまた考えればいい」 同時刻 ー印刷室ー 「ミョー大丈夫かな…」 「あいつなら大丈夫だ。それより今をどうする?」 「すぐに来ると思いますよ。相手は集団のはずですから」 「大方は撃滅だろうな。でなきゃライムは扱えない。ということは次は須賀かルークかゼロスだな」 「全員の可能性もありますよ?それに…」 「さくらを利用されて、アル君がいるかもしれない」 「…できればアルは避けて欲しいところだな………ん?」 白雷は印刷機の隅っこからゲームボーイらしきものを見つけた 「ゲーム?」 「……いや、これはかなりのものだ。ゲームボーイよりも重要だ。ちょっと時間くれるか?」 「?」 とゲームボーイらしきものをいじり始めた そしてミョーが帰ってきた 「ミョー!!」 雛日がミョーに抱きついた ミョー「ひ・・・雛日!?どうした!?」 「無事で良かった……」 心からそう思っているように聞こえた 「ありがとな」 雛日の頭を撫でた 「よっしゃ!!」 ゲームボーイらしきものをいじっていた白雷が叫んだ 「どうした?」 「三人とも、ドアを開けて俺の合図と共に飛び出してくれ」 「何で?」 「いいから行くぞ。せーの」 4人は印刷室から飛び出した 「次はミョーが右に、サファイアさんと雛日は左に一歩踏み出して」 踏み出す4人 「よし、印刷室に戻るぞ」 3人「?」 4人は印刷室に戻った 「え!?」 「どうした?」 「ミョー達がいきなり印刷室から飛び出して、急に反応が消えた・・・」 「何!?」 センサーを取り上げる撃滅 「……マジだ。反応がねぇ…」 撃滅は急いで電話をかけた 『どうした?』 「奴らの反応が消えた。何をしでかすかわからない。一度戻ってくれ」 『了解』 ピッ 「みんな戻るよ。遊太から電話きた」 「はぁ!?なんで」 「ミョー達がゼロスの持つセンサーから消えたらしい」 「…なら仕方ないね」 「よし、物理室に戻ろう」 「……よし、行ったか。予測通りだな」 「なぁ白雷、さっきから何言ってるんだ?そしてそれは何?」 「これか?これはセンサーだ。見てみな」 三人が覗きこむと、画面上には校内の構造が書いてあり、所々に番号がある 「これで改めて確かめたが、相手は撃滅、アル、ルーク、ゼロス、ライム、須賀、アメシストだな」 「あの……私達の番号がないのですが…」 「ああ、消したからな」 「どうやって?」 「簡単なことだ。こういうふうにセンサーに番号が出るということは、何かを受信しているからだ。受信しなきゃ何も出ねぇからな。だから受信しないように妨害電波を出した。受信だけの機械はねぇからな」 「妨害電波?」 「わかりやすく言うとバリアだな。一定範囲内なら受信されないようにしただけさ」 「そんなことがこれだけでできるの?」 「ああ。親父からいろいろ叩き込まれたたからな。ハッキング機械があれば話にならないが、そんな機械は学校にはないから問題ない」 「ハッキングされるのか?」 「ハッキングされて妨害データが改ざんされたら妨害機能がなくなるからな。まぁ番号の基準になっているのがわかったからこそできたことだ」 「基準は何だい?」 「携帯電話だ。妨害というのは携帯の電波を遮断しただけだ。電波が受信できなきゃ機械も反応しないし、または見つけたとしてもバリアのせいで正確なデータは受信できないからな」 「携帯電話を置いたまま逃げたらセンサーはどうなる?」 「置くこと事態有り得ないと思わないか?」 「……確かにね」 「だからこれを見ていれば安全は確保できる」 「そうですね」 「ルーク、現在の状況を説明しろ」 「現在の生存者は18名で、ミョーを含む4人のグループは現在確認がとれない。残り時間は後1日と21時間」 「ここでミョーを捉えられるかどうかで全てが変わる。やれるだけやるぞ」 「どうする?彼らはやっぱりこの校内に…」 「いるはずだ。くまなく探すぞ。出てこないなら出させればいい」 「そんなことが可能なの?」 「校舎内……家庭科室で木を燃やして煙だらけにする。そうすれば生命の危険を感じて出てくるはずだ。この校舎の入り口近くに家庭科室があるからな。窓を閉め切れば、数十分で煙だらけになるはずだ」 「出なかった場合はどうするの?」 「その時は……」 不気味に笑った 「プラスチックを燃やして有毒ガスで殺してやるさ」
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今の一滴は、後に彼がお前を見つけるのには十分。 A drop now is all he needs to find you later. ゼンディカー 基本セット2012 【M TG Wiki】 名前
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